今は、子どもの主張を大事にする時代になってきました。
昔は大人が絶対的で、否応なしに子どものレールを敷き、
子どもはそのレールに乗っかって生きていく。
それが大人としての使命だったり、自立としての躾だったように見えます。
子の主張や尊重を大事にすることで、
子どもがその個々らしくのびのびと生きていけるというのは間違っていません。
しかし、子の主張を通す、任せるというのは、見方によっては子どもの言いなりや
親の野放しになってしまうこともあります。
もちろん、自己決定や取捨選択ができるのは良いことです。
そうなると、自分のえり好みでしか生きていけなくなってしまうかもしれません。
多種多様性とは言いますが、どうしても乗り越えないといけない壁や
最低限の礼儀やマナー、思いやり、生活習慣を身に着けたうえでのことです。
でないと、独りよがりになってしまいます。
子育ては子どもの数だけあると思います。育てやすさ、相性、環境が左右されます。
また子どもは親の所有物ではありません。色々な人に愛されてこそ人格形成やモデリングが
できてくるのです。
もちろん、主張は聞いてみてあげてください。だけどそれが適切かどうかを大人がしっかり見極めて
見通しを立てさせてあげること、その寄り添いが子どもの成長となってくるのです。
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